'25-5-8 三洋化成工業株式会社 2025年3月期 決算の概要 1.経営成績 (1)前期において『新中期経営計画2025』に沿って高吸水性樹脂事業(以下、SAP事業)及び中国における 生産事業からの撤退を決定しました。当期では、その決定に従って、三大雅精細化学品(南通)有限公司の 持分譲渡を完了しSAP事業から完全撤退するなど高付加価値事業への転換を図る事業ポートフォリオ改革 は着実に進捗しております。また、『ものづくり大改革』として取り組んでいる「サプライチェーン全体に わたるコスト削減および運転 資本の圧縮」についても、目標(中期経営計画3ヵ年における増分営業利益 30億円、運転資本圧縮50億円)を上回るペースで進捗しております。 (2)連結売上高は、SAP事業からの撤退の影響などにより、前期比172.5億円減(同10.8%減)の 1,422.5億円となりました。 (3)利益面では、中国における基礎化学品の増産による安価製品流入によりウレタン事業は低調となりましたが、 先端半導体分野の好調に加え、高付加価値製品の拡販や構造改革による収益性改善などにより、連結営業利益 は前期比35.5億円増(同72.7%増)の84.3億円となりました。連結経常利益は前期比14.8億 円増(同18.1%増)の96.7億円、親会社株主に帰属する当期純利益関連タグ: